イタリア南部・イルピニア地震から38年、だが復興はまだ終わっていない
1980年11月23日、日本では勤労感謝の日に当たる日に、ナポリ近郊で大きな地震(イルピニア地震; terremoto dell'Irpinia)が起き、約3000人の方々の尊い命が失われてしまいました。
この地震は2018/11/21現在、地震大国イタリアの戦後起きた地震の中で最も被害が大きかったものです。
また、この地震を機に、イタリアの防災対策は変容を強いられ、その結果その後起きた地震(ラクイラ地震など)の際によりよい対応ができるようになったのです。
つまり、イルピニア地震はイタリアの防災対策における分水嶺となったのです。
復興はまだ、終わっていません。
イルピニア地震により傷んだ道路の補修は、2023年まではかかるとされています。
ちなみに、イルピニアとはナポリ近郊の古い地域の名前(日本で言うところの、薩摩などにあたります)です。
イルピニア地震の当時何が起きたか、日本語訳付きで以下から読めます。
Esprimo le mie più sentite condoglianze a coloro che sono stati colpiti dal terremoto di Irpinia. Non dimenticherò mai questa tragedia.
イルピニア地震の影響を受けた方へ、心からのお悔やみを申しあげます。
出葉@ラクイラ愛好会