「パロラッチャが君をイタリア人にする」イタリア語のスラングの特徴
イタリア語にはパロラッチャ(Parolaccia)と呼ばれるスラングがある。パロラッチャは友人とチャットするには必須と言われているが、それはなぜなのだろうか?
ある日、イタリア人の友人たちと(※ラクイラの出身者ではない)チャットしていた際に、私には意味の分からない単語がいくつか出てきた。
「ごめん、merdaってどういう意味?」
私は聞いてみた。
すると、彼はこういった。
「日本人の君は知らなくていいよ」
私が会話についていけずにいるのを察したのか、別のイタリア人が助け舟(?)を出した。「英語のshitと同じだよ(笑)」
そしてすぐに彼はこう言った。
「Welcome to Italy(※原文)」
「これらの言葉はパロラッチャと呼ばれるイタリア語のちょっと汚いスラングなんだけど、パロラッチャが君をイタリア人にするからね」
彼は笑って言った。
パロラッチャの特徴として、お手洗いで出すもの(かなりオブラートに包んだ)に関する言葉が多いといわれている。
日本語の悪口が相手の人格をののしる言葉が多いのとは違う。
一例をあげると、
cazzoやmerdaなどである。意味はご自分で調べていただきたい。
ちなみに、イタリア語には「夜の営み」に関係する言葉は少ないそう。
それは、イタリア人にとってそれが「悪いもの」ではないということに由来するそうだ。