報道
昨年4月、ラクイラ地震から9年になる春、私の友人はこう言っています。 「傷はまだ癒えていない。鮮明な記憶はすぐ隣にある。たとえ何年経とうと、この日(4月6日)が来るたび、私はあの日のことを思い出す。 また別の友人は、こう言っています。 私の住むラ…
日本では震災の報道をするときに、「がれき」という言葉を使わないようにしようという動きがある。それは被災者の感情に配慮しているからであり、「がれき」という言葉に含まれる「ごみ/がらくた」というものが被災者に失礼だからという理由である。 だが、…
一般的に、欧米では「地震などの報道を、そっくりそのまま報道する」といわれる。 それはつまり、倒壊した建物や、生存者を救出した瞬間や、その他言葉にならないほどひどい映像を、「そっくりそのまま」報道するということである。 日本では、ある程度の規…